静岡県のみかん産地
西部地区
静岡県西部地区のみかん産地をご紹介します。
JAみっかび
浜名湖の北に位置する全国有数のみかん産地です。三ヶ日みかんはミカちゃんが目印。2015年に生鮮食品として初めて機能性表示食品の届け出が受理されました。貯蔵施設の改良により、出荷は11月上旬から4月上旬までと長期間におよびます。贈答用の需要が多い「ミカエース」、3月以降に出荷される「本貯蔵青島誉れ」は県内外に誇るブランドです。夏にも味わえる「氷美柑」など商品開発にも取り組んでいます。
JAとぴあ浜松
浜松市(三ヶ日町を除く)と湖西市を含む大規模エリアです。浜名湖周辺の温暖な気候に恵まれ、各地域の地形や土質にあわせて、米、畜産、花き、他の果樹類などとの複合栽培が行われています。
最新鋭の機械による精度の高い選果選別や、少量包装に対応するラインを導入し、消費者ニーズにあった、こだわりみかんの出荷に取り組んでいます。
JA遠州夢咲
県中西部の農業地帯で、お茶や米との複合栽培が主流となっています。みかん栽培は明治時代から「小笠山みかん」として行われていました。土の上に白いシートをかぶせる「マルチ栽培」に力を入れ、酸糖度計ではわからないコクの追求をしています。また、出荷段ボールに生産者名を入れて責任をアピールし、消費者の信頼を得ています。
JA遠州中央
南は遠州灘から北は長野県境までのエリアです。北部の山間地では林業やお茶の栽培、平野部では米や多種類の野菜が栽培されています。みかん農家数は少ないながらも、生産性や栽培技術の向上を図り、高品質な果実の安定生産により、消費者に喜ばれる産地をめざしています。