静岡県のみかん産地
中部地区
静岡県中部地区のみかん産地をご紹介します。
JAハイナン
大井川西部から御前崎にかけての海沿いのエリアです。お茶の一大産地であり、生産者のほとんどが、茶とみかんの複合栽培を行っています。県内でいち早く青島温州を栽培し、その名を広めた産地でもあります。富士山静岡空港の建設に伴って、傾斜地から平坦な園地に生まれ変わり、機械の導入も進んでいます。
JAおおいがわ
大井川がもたらした肥沃な大地が広がるエリアで、青島温州を主として栽培しています。県内でもっとも早く光センサー選果機を導入した地域であり、様々な形態での出荷やトレーサビリティにも対応しています。輸出の歴史も古く、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、タイなどへの輸出実績があります。現在は、ニュージーランドのみへの輸出ですが全国唯一の産地です。
JA静岡市
静岡市葵区・駿河区エリアで、山間部を中心にみかんを栽培しています。温州みかんの代表である「青島温州」の発祥の地は、静岡市。特選した青島みかんは「夢頂(ゆめいただき)」と名づけ、付加価値を高めています。
また、甘夏の仲間である「スルガエレガント」も静岡市オリジナルの特産品として主力な柑橘となっています。
JAしみず
静岡市清水区エリアです。国の研究機関である農研機構のカンキツ研究領域や静岡県農林技術研究所果樹研究センターがあり、高度な研究情報を得ることができます。青島温州を主としながら、「はるみ」や「こん太」などの柑橘類もブランド化を進めています。「清水のミカンファミリー」を活用したオリジナルキャラクターグッズの開発など、特色ある宣伝活動も行っています。